少年野球をやっている子どもを持つ親であれば、自分の子どもが守るポジションはどうやって決められているのか疑問に思いませんか?
少年野球で重要なポジションほど、上手い子どもが守っているのは事実です。
1位:ピッチャー
2位:キャッチャー
3位:ショート
4位以下は記事に書いてるよ。
そこで、今回は野球のポジションの上手い順ランキングや、各ポジションの適正をご紹介します。
お子さんが憧れているポジションがある場合は、今回の記事を参考に練習をして、監督にアピールしてみましょう。
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少年野球のポジション・上手い順ランキング
少年野球のポジションを上手い順でランキングしました。
少年野球とプロ野球では、ポジションの決め方や重要度が多少変わります。
少年野球のポジション 上手い順
- ピッチャー:投手
- キャッチャー:捕手
- ショート:遊撃手
- セカンド:二塁手
- センター:中堅手
- サード:三塁手
- ファースト:一塁手
- レフト:左翼手
- ライト:右翼手
ランキングの順位1~5番は「センターライン」と呼ばれており、少年野球からプロ野球まで重要なポジションです。
特に、少年野球ではピッチャーとキャッチャーのバッテリーが非常に重要なポジションとなります。
野球で一番難しいポジションはどこ?
「野球で一番難しいポジションは?」と聞かれると、人によって色んな意見がありますが、ピッチャー・キャッチー・セカンド・ショートの4つに意見が偏ることは間違いありません。
少年野球において、各ポジションで難しいポイントを解説していきます。
ピッチャー
ピッチャーは、コントロールが良くないと試合にならないので、ストライクゾーンに投げる能力が最低限必要です。
その上で、ランナーが出たら「セットアップで投げる」「牽制球を投げる」「ボークにならないようにする」など覚えることが多いポジションです。
小学生からすると、最も難しいポジションと言えます。
キャッチャー
小学生にとっては、キャッチャーの防具を付けながら守備をすることは、とても大変なことです。
また、バッターがバットを振るなかで球を捕球したり、ピッチャーのワンバウンドの球を体を使って止めたり、など難易度の高いポジションです。
さらに、守備の最中はランナーを常に意識する必要があり、野球の知識も求められます。
>>元・千葉ロッテマリーンズ定詰雅彦捕手監修の、野球キャッチャー育成プログラムセカンド
内野手の中で守備範囲が広く、ゴロの場合は一二塁間からセカンドの後方まで、フライの場合はライトの前からファースト後方のファールゾーンまで守ります。
ゲッツーを取る時にセカンドベースで取って投げたり、ベースカバーに入る回数が多かったりと役割の多いポジションです。
ショート
セカンドと同じく、内野手の中では守備範囲が広いポジションです。
ゴロをさばくときは、三遊間からセカンドベースの後ろまで、フライはレフトの前からサードの後ろのファールゾーンまで追いかける必要があります。
また、セカンドと比べるとファーストへの距離が遠いので、肩の強さも必要になります。
少年野球のポジションの決め方
少年野球で監督がポジションを決める方法は、チームの方針によって変わります。
ただ、その中でも
- 身長
- 利き手
- 足の速さ
の3つでポジションの適正がありますので、是非覚えておきましょう。
1.身長で決める
ピッチャーやファーストは、身長が高いと優位なポジションです。
ピッチャー
身長の高いピッチャーは、ボールが高い位置からバッターに向かってくるので、打ちづらく有利です。
またリリースポイントがバッターに近くなる為、ボールが速く感じます。
ファースト
ファーストの身長が高いと、内野手の送球が高めに逸れても捕球できる為、アウトにしやすく有利です。
ワンバウンドは身長が低くても取れますが、高く逸れたボールはジャンプしても届かないからです。
2.利き手で決める
野球のポジションは、左投げの場合に守りにくいポジションがあります。
それは、キャッチャー・セカンド・ショート・サードの4つのポジションです。
キャッチャーが左投げの場合、サードベースへの送球が投げづらい・ホームに送球されたときにタッチしづらい、という難点があります。
セカンド・ショート・サードは、捕球してからファーストに投げる際に体を半回転させないと投げられない為、不利になります。
3.足の速さで決める
足の速い子どもは、守備範囲が広いポジションを守ると、その特徴が活かされます。
守備範囲が広いポジションは、外野手、ショート・セカンドです。
特に、外野手が打球に追いつけることで、失点を防げる場面は数多くあります。
少年野球でピッチャー向きの子
少年野球でピッチャーに憧れる子どもは多いはずです。
そんな人気ポジションのピッチャーに向いている子はどんな特徴があるのでしょうか?
少年野球のピッチャーに大切な2つのポイントを解説していきます。
1.コントロールが良い
野球はピッチャーが投げることで試合が始まり、ストライクゾーンの球をバッターがスイングすることで試合が進んでいきます。
コントロールが良くないと、ファーボールによってランナーをためてしまい、試合に勝つ機会を失ってしまいます。
ストライクゾーンに投げることができれば、余計なランナーも出さずに試合を進めることができます。
2.球速が速い
少年野球においては、変化球を投げることはほとんどのリーグで禁止されています。
ストレートしか投げる球種が無い少年野球において、球速が速いことは単純に有利です。
小学生にとって金属バットは重たく、スイングスピードが遅い子どもは多いので、速い球には振り遅れてしまいます。
少年野球の場合は、ピッチャーの球速が速いと、それだけで試合に勝利することもあるくらいです。
少年野球でキャッチャーに向いている子
キャッチャーは守備の要と呼ばれており、少年野球だけでなく、プロ野球においても守備力が重視される重要なポジションです。
そんなキャッチャーに向いている子の特徴を、3つのポイントで解説していきます。
- 野球の知識がある
- 肩が強い
- ボールを怖がらない
1.野球の知識がある
キャッチャー以外のポジションはバッターの方向に向いて構えますが、キャッチーは唯一反対に向いて守ります。
他のポジションを全て視界に入れながら守るため、守備の指示を出す重要なポジションです。
ランナーの位置や点差などによって、守備位置やどのようにアウトを取るのか指示を出すため、野球の知識が必要となります。
2.肩が強い
キャッチャーの見せ場のひとつに、盗塁を阻止をするスローイングがあります。
盗塁を簡単に許してしまうと、ランナーが得点圏に進んでしまい、失点の可能性が高まります。
少年野球のキャッチャーが意識したいのは、遠くに投げる肩の強さよりも、取ってから素早く投げることです。
ホームベースからセカンドベースの対角の距離をワンバウンドでも良いので、アウトにする速さが肩の強さだと思いましょう。
3.ボールを怖がらない
ランナーがいる状態でキャッチャーが後ろにボールを逸らしてしまうと、ランナーを先の塁に進めてしまいます。
特に、三塁にランナーがいる場合は、ボールを後ろに逸らすことは失点に繋がってしまう為、必ず前にボールを落とさないといけません。
小学生のうちは、ボールが怖いこともあると思いますが、ピッチャーが投げる球がワンバウンドになってしまっても体を張って止める強さが必要になります。
野球のその他のポジション別の「向き・不向き」を解説
ピッチャーとキャッチャー以外のポジションにも「向き・不向き」があります。
それぞれのポジションごとに、向いているポイントを解説しますので、その逆は不向きと考えてください。
ファースト
ファーストは「身長が高い」「体が柔らかい」人は向いているポジションです。
身長が高いと、内野手からの送球が上に逸れても届いてアウトにすることができます。
また、体が柔らかいと体を伸ばして前で送球が取れるので、バッターが一塁ベースを踏むよりも速く捕球ができ、アウトにすることができます。
セカンド・ショート
セカンドとショートは「守備の上手さ」「野球の知識」がある人は向いているポジションです。
内野手の中でも守備範囲が広いポジションで、単純に守備力が求められます。
また、自分の守備位置に飛んできた球を取るだけではなく、ベースカバーに入ったり、中継に入ったりと仕事が多いポジションです。
その為、場面に応じて自分の役割を理解する野球の知識も欠かせません。
サード
サードは「強い打球を怖がらない」という人に向いているポジションです。
サードは、ホットコーナーと呼ばれるポジションで、右バッターが引っ張った強い打球が飛んできます。
守備範囲は広くありませんが、強い打球を怖がらず、体に当ててでも球を止める気持ちが必要です。
また、ファーストまでの距離も遠いので肩の強さも求められます。
外野手
外野手は守備範囲が広いので「足の速さ」「肩の強さ」がある人は向いているポジションです。
自分の守備範囲の打球を追うだけではなく、隣の外野手のカバーに入るため、足の速さが必要となります。
また、肩の強さは内野手が中継に入ることでカバーもできますが、外野手の肩が弱いと中継がより近くまで球を貰いにいくので、そのあとに投げる中継の負担が増えてしまいます。
まとめ
今回は少年野球でポジションごとの特徴を解説していきました。
ただし、小学生はこれから身長が伸びたり、足が速くなったり、肩が強くなったり成長していきます。
これからの長い選手生活で、本当に向いているポジションを見つける為には、色んなポジションに挑戦してみましょう。
また、少年野球では「野球を楽しむこと」がなにより大切です。
今回の記事に関係なく、子どもが「守りたい・憧れている」というポジションがあれば、是非応援してあげましょう。
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