「お寺にお参りに行きたいけれど、お寺で仏様にお願いをしてもいいの?」と悩んでいませんか?
お寺でお願いをするのはバチ当たりなのかな?と不安に感じている方もいるかもしれませんね。
実は、お寺で仏様にお願いすること自体は何も問題ありません。
ですが、自分勝手なお願いはタブーです。
お寺でお願いをするときは、仏様に敬意を払う必要があります。
お参りでは、どのようにお願いするかが重要なのです。
そこで、この記事では次のような内容をお伝えしていきます。
- お寺はお願いをしてもいい場所
- お参りへの心構え
- 正しいお参りとお願いの作法
- おすすめのお参り方法
実は私、幼少期はお寺が運営する幼稚園に通い、大学ではお寺の住職でもある先生のもとで、日本のお参り文化について学んでいました。
僭越ながらお寺好きを代表して、お参りに行く前にぜひ知っていただきたいポイントをお伝えしていきます!
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お寺でお願いしてはいけない?→いい!
基本的に、お寺はお願いをしてもいい場所とされています。
冒頭でお伝えしたように、お寺で仏様にお願いするのは何も悪いことではないのです。
ただし、仏様はどんな願いでも叶えてくれる都合のいい存在ではないのです。
仏様を都合のいい存在だと解釈している人は、お寺でお願いしないほうがよいでしょう。
仏様に対して、なんでも自分勝手にお願いをするのはよくありません。
あなたも、人からぶっきらぼうな態度でわがままな要求をされたら、正直引き受けたくないですよね。
丁寧に接してもらえたほうが嬉しいのは、仏様も同じです。
お寺でお願いをするときは、仏様に敬意を払ってお願いしましょう。
神様にお願いしてはいけない?
「お寺でお願いしていいなら、神社でもお願いしていいの?」と気になりますよね。
お寺で仏様にお願いしていいように、神社は神様にお願いしていい場所とされています。
ただし、神様に敬意を払うことをお忘れなく。
お寺でも神社でも、どのような態度でお参りするかが重要なのです。
お寺にお参りする意味
お寺にお参りに行く意味として、最もオススメなのは「学び」です。
お寺とはもともと、出家者たちの修行の場でした。
世俗を捨てた人たちが寝食をともにしながら、修行を通して仏の教えを習得していたのです。
つまり、お寺とは本来「学び」の場。
「仏様にお願いを叶えてもらおう」という自分本位なお参りよりも、「お願いを叶えるために必要な知恵を仏様から学ぼう」という謙虚なお参りのほうが、好ましいでしょう。
謙虚な姿勢は、仏様に敬意を示すことにも繋がりますよ!
お寺の正しい参拝方法
お寺にお参りに行くときは、作法に気をつけましょう。
作法に沿って正しく参拝することでも、仏様に敬意を示せます。
「お願いするときって、修行僧の格好をしたほうがいい?」
「お参りを避けるべき時間はあるの?」
「いつもなんとなく5円を入れるけど、お賽銭は結局何円が正解?」
お参りってよくよく考えると、分からないことだらけですよね。
ここでは、意外と知らない時間、服装、お賽銭の作法について解説していきます!
お寺に行く時間
まず、お寺に行くのは午前中がベストです。
お参りには暗い夕方や夜の時間よりも、清らかな日の光が差す午前中のほうが適している、と考えられています。
お寺に入る時
また、お寺に入るときは合掌して一礼し、敷居を踏まないように山門をくぐりましょう。
よく、「神社の鳥居は神様の通り道だから、中央を避けて端を通るべき」と聞きますよね。
神社と同じように、お寺にも足を踏み入れるときの作法があるのです。
お寺に行くときの服装
お参りの服装については、清潔感を意識しましょう。
正装の必要はありませんが、オフショルやダメージジーンズといったカジュアルすぎる服装はふさわしくありません。
そのほか、衣服の素材についても注意が必要です。
仏教には「不殺生」という、生き物の命を奪うことは重い罪である、という教えがあります。
そのため、お寺にお参りに行くときの服装として、動物の毛皮が使われた服は好ましくありません。
厳格な参拝者は、たとえポリエステル素材でも動物柄は避けるそうです。
仏様や仏様に師事する住職または僧侶に対する、「不殺生」を連想させない配慮も作法のうちです。
お賽銭
最後にお賽銭ですが、「ご縁がありますように」と5円を入れる人がほとんどではないでしょうか?
お賽銭の金額は、基本的にルールがないため参拝者の自由です。
仏様はお賽銭の金額によって参拝者をひいきするような存在ではありません。
願掛けに5円を入れるもよし、敬意や決意の表明としてお札を入れるもよし、お賽銭は気持ちと考えましょう。
ただし、金額に関わらず丁寧に賽銭箱に入れてくださいね。
お金を投げ入れるのはマナー違反です。
また、お寺では二礼二拍手一礼をしませんのでご注意を。
お寺では、お賽銭を入れたあとは「合掌一礼」です。
お寺で願い事の言い方
願い事の言い方にも、ふさわしいとされる作法があります。
お参りの基本は謙虚な姿勢です。
「○○してください」という自分本位な願い事の言い方は避けましょう。
「○○しますように」も悪くありませんが、少し仏様に丸投げしすぎている印象です。
また、お寺の住職でもあった大学時代の恩師が言うには、仏様は参拝者から名前と住所を名乗ってもらえないと、どこの誰のお願いなのか分からず困ってしまうそうです。
差出人不明の手紙では、どこの誰に返事を出せばいいか分かりませんよね。
願い事を言うときは、忘れずにあなたの名前と住所を名乗りましょう。
仕事に関する願い事であれば、会社名、あなたの名前、勤め先の住所を名乗るといいそうですよ。
お寺で願い事をするときは、次のような言い方が理想的です。
- 「○○(住所)に住む○○(名前)と申します。○○できるように、導いてください。」
- 「○○(勤め先の住所)にある○○社(社名)で働く○○(名前)です。○○が実現するようにお力添えください。」
お参りというと、つい「○○してください!」または「○○しますように」と言いがちですよね。
紹介した例を参考に、謙虚な姿勢でお願いしてみましょう。
お寺の後に神社に行ってもいい?
お寺と神社は続けてお参りしてもいいのか、悩みどころですよね。
特に「初詣はお寺と神社の両方に行きたい!」という人は多いのではないでしょうか。
実は、お寺の後に神社に行っても問題はないのです。
お寺と神社に続けてお参りすると、なんとなく神様と仏様の両方に失礼にあたるような気がしてしまいますよね。
ですが、神様も仏様も「私のもとで願ったのに、よそにも行くとは不届き者め!」と怒ることはないとされています。
なので、神社とお寺の両方へ続けて参拝してもいいのです。
神社もお寺も、お参りする上で大切なのは敬意です。
神社で願い事をするときも、先ほど紹介した願い事の言い方を参考にしてみてくださいね。
私がお寺に行く理由
私はよく、背中を押してもらいたいときにお寺へお参りに行きます。
特に、朝のお寺は格別です。
やわらかで暖かい朝日に包まれたお寺の本堂は、なんとも神々しくて背筋が伸びます。
朝のお寺はシンと静かで、どこか非日常的な空間なのです。
そんな朝のお寺で、仏様に「頑張るので見守っていてください」とあいさつすると、一層頑張れる気がします。
まるで、仏様に背中を押してもらったかのよう。
お寺によっては、早朝からのお参りも可能です。
早朝の空気はとても清らかで、心が洗われる心地がします。
早朝は比較的参拝者も少ないので、ゆっくりと自分と向き合いながら願い事を伝えられますよ。
まとめ
さて、今回はお寺でお願いをしてもいいの?という疑問にお答えしつつ、お寺参りのポイントについても次のようなことをお伝えしてきました。
- お寺でお願いしてもいい
- お寺では仏様に敬意を払ってお願いするべき
- 仏様に敬意を示すには、正しい作法や謙虚な姿勢を心がける
- 仏様にお願いするときは名前と住所を名乗る
- お寺と神社は続けてお参りしてもいい
最後に少しだけ個人的なオススメをお伝えしましたが、お寺ってとても素敵な場所なんです。
ぜひ、今回お伝えしたことを参考にお寺参りをしてみてくださいね。
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