「新しくスポーツや習い事を始めたいんだけど、中学生からで間に合うかな?」
「レギュラーになれなくて辛い思いをするのが怖い。。」
このように考えて中学生から新しいことに挑戦したいけど、躊躇する人もいるのではないでしょうか。
しかし、大丈夫です。
中学生から始めても上達しやすかったり活躍しやすかったりするスポーツや習い事はあるからです。
そこで、今回は小中高とサッカーをやってきて、ほかにもたくさんの習い事をしてきた僕が「中学生から始めても遅くないスポーツ&習い事」をそれぞれ厳選して1つずつ紹介します。
また、「中学生からだとちょっと大変なスポーツ・習い事」もあるので参考にしてみてください。
早速結論を言うと、次の通りです。
- 中学生から始めても遅くないスポーツ:陸上長距離
- 中学生からだとちょっと大変なスポーツ:サッカー
- 中学生から始めても遅くない習い事:学習塾
- 中学生からだとちょっと大変な習い事:英会話
詳しく理由を掘り下げていきます。
\中学生は勉強も大事! 「とある男が授業をしてみた」のYoutuber 葉一先生の本です。マンガなので活字嫌いの子どもも読んでくれやすいですよ/
中学生から始めても遅くないスポーツ
中学生から始めても遅くないスポーツは、陸上の長距離です。
なぜなら、短距離走の力は元々生まれ持った素質が大きい一方で、長距離走の力は鍛えることで伸びやすいからです。
特に中学生は心肺機能が最も鍛えられる時期なので、長距離走の力が伸びる「ゴールデンエイジ」と言えます。
ちなみに、僕はサッカー部でしたが、陸上部の長距離並にめちゃくちゃ走らされました。
それで心肺機能がすごく鍛えられて、中学入学当初は遅かった1,500m走が中3の春には学年トップレベルになりました。
「元々スポーツができたんでしょ?」
と思われるかもしれませんが、 僕にはスポーツの才能がありません。
体力テストもD判定ばかりで、良くてもC判定でしたから。
そんな僕でも中3になると長距離で学年トップレベルになり、部活を引退した後に陸上部から駅伝メンバーのスカウトも受けました。
また、陸上の長距離は駅伝を除くと個人競技なので、サッカーのような団体競技と違って自分がミスをしても周りに迷惑がかかるわけではありません。
そのため、変に追い込みすぎず気楽にスポーツができます。
以上のことから、特定のスポーツをやってこなかった子や運動が苦手な子は男子も女子も陸上の長距離がおすすめです。
中学生から始めても全然間に合います。
中学生からだとちょっと大変なスポーツ
中学生からだとちょっと大変なスポーツはサッカーです。
これはサッカーを小中高でやってきた僕だから言えます。
サッカーでは10〜12歳は「ゴールデンエイジ」と呼ばれ、最も技術が伸びやすい時期です。
なので、(運動神経が良い子は別ですが)普通の子が中学生からサッカーを始めると苦労します。
僕の周りを見ても、小学生からサッカーをやってきた子と比べて中学から始めた子は、どうしても足元の技術がイマイチでした。
また、サッカーは団体競技なので自分のミスがチームの負けに繋がります。
しかもサッカー部は我が強くて当たりがきつい子も多いです。
そのため、サッカー部はミスをすれば責められやすい環境です。
なので、技術が未熟な子はミスをしないようビクビクしながらプレーし純粋にサッカーを楽しめなかったり、部活で気持ちよく過ごせなかったりします。
僕は小学生からサッカーをやっていましたが下手だったので、いつもビビっていたし、部活では自信も失っていました。
以上から、運動が特別得意でない子がサッカーを中学生から始める場合はある程度覚悟しておくことをお勧めします。
中学生から始めても遅くない習い事
中学生から始めても遅くない習い事は学習塾全般です。
なぜなら、中学受験をする子以外はみんな小学生のうちは真面目に勉強せず、中学生になってテストの成績に順位がつくようになってからちゃんと勉強するようになるからです。
つまり、勉強は多くの人にとって中1がスタートラインになります。
だから、勉強は中1からでも全然間に合うんです。
僕自身は小学生の頃はろくに勉強せず、学校の授業にもついていけないことがありました。
しかし、中学生になって塾に入りちゃんと勉強するようになれば大きく学力が伸び、いつの間にか「勉強ができる子」になっていました。
ちなみに、やみくもに勉強しても学力は上がりにくいので、学習塾に加えて「勉強法の本」を読むなどして勉強法を勉強するのがおすすめです。
中学生からだとちょっと大変な習い事
「ネイティブ並みに英会話できるようになりたい!」
と憧れているなら、英会話は中学生からだとちょっと大変な習い事になります。
これは以下の「言語獲得の臨界期仮説」に基づきます。
ニューポートNewport,E.ら(1989)によると,中国や韓国から渡米した成人の第2言語の英語の聴解能力hearingは,3~7歳に渡米した人は母語話者並み,11~12歳を過ぎて渡米した人は成績が低くなり,思春期を過ぎて渡米した人びとは複数形と冠詞の習得が困難であった。
出典:【コトバンク】言語獲得の臨界期仮説
難しいことが書かれていますが、つまり小学生年代である11〜12歳を過ぎると英語も含む第二外国語のリスニング能力習得が難しくなるということです。
中学生年代だと、高校生以降の年代よりは英語の習得をしやすい時期ではあります。
しかし、英会話で鍛えられるリスニングとスピーキングのうちリスニングは上記の通りネイティブ並みになるのは困難です。
また、スピーキングは入試で問われにくいし、こちらも中学生からネイティブ並みになるのは難しいでしょう。
そのため、中学生から英会話習得に時間や労力を注ぐのはコストパフォーマンスが悪いです。
英語の勉強をするなら、(入試でも問われる)リーディングやライティングも学べる英語塾がおすすめです。
「勝ち・負け」や「上手い・下手」がスポーツや習い事のすべてではない
「中学生からだとちょっと大変なスポーツや習い事」も紹介してきました。
しかし、結局は本人のやりたい気持ちが一番大事です。
「勝ち・負け」や「上手い・下手」がスポーツや習い事のすべてではないからです。
僕で言えば、サッカーが下手で部活ですごく苦労しました。
しかし、サッカー部に入ったのは後悔していません。
後悔していないどころか、以下の3つの理由から「サッカー部に入って良かった」と思っています。
- 子供のころの苦労が大人になって活きている
- 特別な友達・仲間ができる
- 体を動かすとメリットがたくさんある
子供のころの苦労が大人になって活きている
サッカー部には運動神経が良い子が多い一方で僕はすごく運動音痴で競争するうえですごく不利でした。
なので、サッカー部でやっていくには『とんでもない努力』を要しました。
でも、そんな超不利な環境でも僕はバチバチに競争していたんです。
そうやって子供のころに苦労した僕は、大人になって仕事で「人より少し得意なこと」を選べるようになった今、競争で負ける気がしません。
自分が「人より少し得意なこと」なら、超苦手なサッカーでやっていたような『とんでもない努力』をしなくても『少しの努力』でほかの人に勝てるからです。
もしサッカーでやっていた『とんでもない努力』をすればほかの人を圧倒できます。
それに、ちょっとしたことでへこたれない強さもあります。
我が強い子たちに囲まれて、時には責められて、時には喧嘩をしていたからです。
こんなふうに苦手で苦労したからこそ、その体験が大人になって活きています。
特別な友達・仲間ができる
同じ目標に向かって苦楽を共にするスポーツや習い事の友達は「友達」を超えた「仲間」になれます。
なので、そういった仲間は学校のクラスの友達と違って特別です。
実際に僕が今中学の友達で交流があるのはサッカー部の友達だけです。
僕は九州の中学で、今は東京に出てきていますが、同じように東京や神奈川に出てきている友達とは今でもサッカーやフットサルをする仲です。
子供のうちはわかりにくいですが、大人になって仕事で出会う人とは利害関係が生まれやすく、「損得」で物を考えてしまうことがあります。
また、人間性ではなく、職業や収入で人を判断される場合もあります。
しかし、子供のころの友達は利害関係や職業等は関係ありません。
純粋に「好きで楽しい」から一緒にいます。
なので、子供のころの友達は、大人になると非常にありがたい存在です。
そんな一生モノの友達を作れるのがスポーツや習い事の良いところです。
体を動かすとメリットがたくさんある
体を動かすと頭が良くなったり、ストレス解消になったり、集中力が増したり、とにかく良いことばかりなのが最近の研究で分かっています。
定期テストや高校受験を控えている中学生にとって頭が良くなるのはとんでもなく良いことです。
また、中学校という閉鎖的でストレスも多い世界で楽しく過ごすにはストレス解消は欠かせません。
それに、勉強以外でも何か物事をするにおいて集中力は超重要です。
普通だったら体育以外に体を動かす機会はありません。
しかし、スポーツや習い事を通じて体を動かすことができれば、好きなことをやりながら自己研鑽をしているようなものです。
本人がやりたいことをやるのが一番
このようにスポーツや習い事はメリットがたくさんあるので、たとえ上達しなくてもやる意義が大いにあります。
それだったら、本人がやりたいことをやるのが一番ですよね。
たった一回しかない人生です。
後悔のないようやりたいことをやってください!
\子どもに「勉強しなさい」と言いたくないなら、この本がおすすめ/