「行政書士はコスパ最強って言うけど、実際どうなの?」
「行政書士に向いている人とかも知りたいな。」
行政書士試験受験を視野に入れ、このように考えている人もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、行政書士はコスパ最強です。
この記事では行政書士に独学合格し、司法書士合格後に受験指導をして士業と繋がりがある僕が
- 行政書士がコスパ最強の理由
- 行政書士に向いている人
などについて話していきます。
行政書士のコスパは最強!
行政書士試験は司法試験や司法書士試験といった士業と比べて難易度は低いです。
そのため、行政書士試験合格に費やすお金や学習時間、労力といったコストは弁護士等と比べてかなり低くなります。
しかし、以下の4つのメリットが行政書士にはあるため、行政書士はコスパ最強と言えます。
- 収入が高い
- 信用度・認知度がある
- 低コストで営める
- 自分の得意を活かせる仕事
収入が高い
行政書士の平均年収は584.4万円です。
それに対して、同じ法律系資格の司法書士は945.5万円です。
このように司法書士は行政書士より1.6倍ほど高収入ではあります。
しかし、司法書士試験は行政書士試験より数倍難しいため、そのぶん資格取得に多大なコストがかかります。
なので、行政書士はかけるコストのわりに高収入です。
また、日本の平均給与は461万円なので、それと比べても年収が600万円近い行政書士は高収入と言えます。
信用度・認知度がある
行政書士は国家資格なので、他の個人事業主よりかなり信用度が高いです。
弁護士や医師と同じように「先生」とも呼ばれます。
そして、認知度は難関の司法書士以上です。
(特上カバチなどの行政書士をテーマにしたドラマなどの影響もあると思います。)
このような信用度・認知度の高さはビジネスのしやすさ・稼ぎやすさに直結するので、独立開業するには大きなメリットです。
低コストで営める
行政書士の仕事は書類作成業務がメインです。
そのため、最悪でもPCやスマホ、プリンターがあれば開業できます。
自宅をオフィスにしたり、自宅にスペースがない場合は近くのカフェでお客さんと話す行政書士もいます。
なので、高いオフィス代も不要なんです。
それに、仕入れがないのも大きいです。
ビジネスは何が起きるかわからないので、コストは最小限にとどめたいところですが、行政書士ならこれが実現できます。
自分の得意を活かせる仕事
行政書士の業務は「書類作成業務」と一言で言っても
- 官公署に提出する書類作成業務
- 権利義務に関する書類作成業務
- 事実証明に関する書類作成業務
など様々でこれらの中でもいろいろな書類作成業務があり、行政書士ができることは多岐にわたります。
ほかにも手続きや経営のコンサルタントをする行政書士もおり、行政書士は様々な場面で活躍できます。
このように様々な仕事ができる行政書士は、そのぶん自分の得意を活かせる仕事を見つけやすいです。
そして自分の得意なところで勝負すれば自然と稼ぎやすくなります。
40代50代60代からでも遅くない
40代50代60代から行政書士を目指すのは遅くありません。
僕の周りにも40代・50代から行政書士を目指して合格された方がいます。
60代で行政書士を目指されている方は周りにはいないのですが、より難関の司法書士を60代から目指されている方はいます。
とにかく何かを始めるのに遅いことはありません。
今が一番若いときだからです。
そのため、年齢を気にして挑戦できないでいる人は
「ほかにも自分と同じ年代で挑戦している人はいる。」
「今が一番若いんだ。」
と思って勇気を出して踏み出してみてください。
中卒・高卒でもなれる
行政書士試験は受験資格がなく、誰でも受けられます。
そのため、中卒や高卒の方でも受験でき、行政書士になることができます。
行政書士で開業した場合の年収
先ほども話した通り、行政書士の平均年収は584.4万円とされています。
しかし、これはあくまでも「平均」です。
なので、584.4万円よりも稼げていない人もいれば、1000万円を超える方もいます。
行政書士は成果を出せば出すだけ稼げます。
そのため、勉強を絶えず続け、行動を継続できる人はかなりの高収入が期待できるでしょう。
行政書士に向いている人や稼げる人はこんな人!
行政書士に向いている人や稼げる人はこんな人です。
- 自分の頭で考えられる
- 営業力がある
自分の頭で考えられる
ビジネス全般で言えることですが、独立開業すればサラリーマンのように誰かから指示を貰えるわけではない以上、稼ぐためには自分の頭でしっかり考えることが必要です。
しかも現在の行政書士のメイン業務である書類作成業務は単純作業と言えるため、将来AIに代替されることが想定されます。
なので、長期的に稼ぎ続けるためにはAIが苦手な人間にしかできないクリエイティブ性が求められます。
営業力がある
行政書士は資格を取ればお客さんが来るわけではありません。
ライバルもたくさんいます。
なので、お客さんに自分を知ってもらって、お仕事をもらうために営業力が必要になってきます。
営業力はある種のコミュニケーション能力です。
ただ、インターネットを使った情報発信で集客等ができるようになった現代では対面営業が苦手でもネットを上手く使って営業すればお客さんは集まります。
そのため、対面といったリアル営業かネット上での営業力のどちらかを備えていれば、大きく稼ぎやすくなります。
まとめ
行政書士はコスパ最強の資格です。
向き不向きもありますが、自分の頭で考えたり、営業したりする能力は後天的に鍛えられるのであまり心配する必要はありません。
まずは目の前の行政書士試験に全力を注いで、受かってあなたの夢を実現させてください。