手作り味噌を作る場合、
「マンション住まいだけど、味噌の保管場所はどうしよう?」
「熟成期間はどのぐらい?何か月ぐらいでみそができるの?」
という疑問もありますよね。
そして、発酵してきたら味噌の臭いが部屋に充満するのかも気になるところです。
そこで、
- 手作り味噌を保管する場所や注意点(カビや臭い)
- 熟成期間
- 手作り味噌で楽しく食育する方法
などをお伝えします。
手作り味噌の保存場所・マンションの場合
手作り味噌を保存する時のポイントは、
- 直射日光が当たらない場所
- 涼しい場所
- 風通しがいい場所
の3つです。
いわゆる「冷暗所」ですね。
「冷暗所」と聞くと、暗いところじゃないとダメなのかな?と思うかもしれませんが、暗いところではなくて直射日光が当たらなければオッケー。
また、「風通しがいい場所」って言われるとピンと来ないですが、湿気が多くない場所を選ぶようにすれば大丈夫です。
- 床下収納があるマンションだと、床下収納
- シンク下の収納が湿気が多くなければシンク下
- リビングやキッチンの直射日光が当たらない日陰の場所
- 北側の部屋
- 玄関
など、マンションでも手作り味噌の置き場所として使えるところはけっこうあります。
私の家はシンク下は湿気がありそうだったので、暑くない時期はリビングの目立たないエリアに置いてました。
そして、夏になって暑くなってきたら北側の部屋に移動し、保存していました。
湿気対策のポイント
- 味噌の下にすのこやレンガを置いて床に直置きしない
- シンク下のような扉の中に保存した場合は、時々扉を開けて換気
などをすると良いですよ。
ちなみに、私は直置きしていましたが、カビは生えませんでした。
手作り味噌の保存中、においは気になる?
お味噌の匂いっていい匂いですが、ずっと味噌臭が漂っていたら嫌ですよね。
リビングや玄関に置いて家族やお客様から「なんか味噌くさくない?」って思われるのは避けたいです。
味噌の熟成期間中、匂いは気になるのでしょうか?
結論から言うと、私の場合はジップロックで保存していましたが、味噌の匂いが気になったことはありませんでした。
私の味噌を手作りしている友達でも、臭いに困っているという人はいないので、すごく鼻が利くタイプではない、いわゆる通常の嗅覚であれば、臭いは気にならないでしょう。
手作り味噌のカビ
手作り味噌でカビが発生するのはよくあることで、プロが作ってもカビが生えることもあるんですよ。
白カビは基本OK。
それ以外のカビはカビの周りの味噌も一緒に取り除いて捨てます。
私がジップロックで味噌を作った時はカビは発生しませんでした。
空気に面している部分が少ないと、カビが出にくいです。
手作りみその保存温度
手作り味噌の保存は常温で行います。
冷蔵庫に入れると発酵が止まってしまうので、常温で熟成させていきます。
味噌の発酵が止まる温度は15℃です。
熟成中は常温で保存します。
熟成が進み、自分の好みの熟成具合になったら冷蔵庫で保存します。冷凍庫ではなく冷蔵庫でいいですよ。
そうすると、自分好みの状態の味噌をずっと楽しめますよ。
梅雨時期や真夏は熟成が進みやすいです。
発酵が進むと、味噌は色が濃くなります。
人間が快適に感じる温度が、味噌にもちょうどいいと言われています。
夏場だと、30度前後の温度だとオッケー。
でも、マンションだと南側のお部屋はけっこう暑くなりますよね。
40度ぐらいになる日もあります。
そういう場合は、北側のお部屋に移動させておきましょう。
夏場だけ冷蔵庫にいれておいてもいいですよ。
味噌の熟成期間。いつから食べられるの?
- 冬に仕込んだ場合の熟成期間は、3~6ヶ月
- 夏に仕込んだ場合の熟成期間は、2~3ヶ月
暖かい時期に仕込んだら味噌の熟成が早く進むので、熟成期間も短くなります。
手作り味噌って、いつ仕込んでもいいんだね。
とはいえ、おすすめの仕込み時期ってあるの?
1月~2月ぐらいに仕込んで、10月~11月に食べるのがベストです。
ですが、私は5月ぐらいに仕込み、秋に食べました。
なので、1月~2月を逃したらもうダメってことはないですよ。
5月に仕込んだ味噌でも十分美味しかったです。
1月~2月に仕込んでいたらもっと美味しいかもしれないので、次回手作り味噌にチャレンジするときは、1月~2月に仕込んでみたいと思います。
手作り味噌で子どもに食育&興味付け
手作り味噌は、子どもの食育にもいいですよ。
私の事例をご紹介しますね。
私の場合は2キロの味噌を作りました。
なので、1キロずつ2つのジップロックに保存しました。
うちには2人の子どもがいるので、
- 1つ目のジップロックのお味噌は長男のお味噌。
- 2つ目のジップロックのお味噌は次男のお味噌。
として、管理してもらいました。
管理といっても、暑いときに部屋を移動させたり、色の具合をチェックしたりする程度なので、小さい子どもでも簡単にできます。
でも、「これは自分の味噌」として温度管理をしたり状態チェックをすることで、お味噌に愛着が湧くんですよね。
2つのお味噌の色の違いや発酵具合、味の違いなどを観察して、理科の勉強&食育にもなりました。
食べるときも、今日は長男君のお味噌だよーという話題も出て楽しかったです。
まとめ
- 保管場所は冷暗所
- 熟成中の味噌の臭いは気にならない人が多い
- カビが生えても大丈夫!
- 保存は常温でOK。猛暑日は冷蔵庫へ。
- 熟成期間は仕込み時期によって違う。
自分で作った味噌は、添加物などが入っていないので安心ですよね。
仕込みが終わったら、手作り味噌が出来上がるのを楽しみに待っていてくださいね~。